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プロジェクトストーリー

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制作プロジェクト

-エスピックが審査の仕方を変える!-

PM:秋元雅尚さん(左)/PL:桑名優樹さん(中央)/SE:沖野友香さん(右)

課題〈コンテスト中止の危機!?〉

2015年、テレビCMやラジオCMなどの広告コンテストを運営している某社団法人様から、とある相談を受けた。
これまでの広告コンテストは、ディスクなど、現物の郵送によって応募作品を管理していたが、それでは手間がかかってしまうため、応募作品のテレビCMやラジオCMをWEB上で集めたいそうだ。そのために、エントリー画面、審査画面、結果発表画面を作成したい。

しかし、その年の6月から運用を開始する想定にもかかわらず、1月の時点で開発が思うように進んでおらず困っていた。
この相談を受け、プロジェクトマネージャー(PM)の秋元は、「作業量が多く、6月までに間に合うかわからない」と考えながらも依頼を引き受けた。

この時すでに2月。厳しいスケジュールになることが予想された。

設計〈お客様の課題を発見〉

PMの秋元は、プロジェクトメンバとしてプロジェクトリーダー(PL)に桑名、システムエンジニア(SE)に沖野を任命した。
その後、3月に行われたお客様との初めての打ち合わせは6時間にものぼった。

この打ち合わせで、CMはテレビ・ラジオ以外にもWEBに掲載されるものもあり、審査部門が多いため、エントリー画面だけで4つ必要であることが判明した。審査画面、結果発表画面を含めたすべての画面を6月までの3ヶ月で作成するのは難しい。そのため、エントリーが開始される6月までにエントリー画面を先に作成し、6月以降に審査画面、結果発表画面を作成する計画を立てることとなった。
このように、お客様からのヒアリングを繰り返し、課題を発見して開発の計画を立てることが、システム作成の初期の段階で必要なことである。

また、お客様の団体は職員が少なく、システムに対して不慣れだったこともあり、やりとりは困難を極めた。
その中でも、お客様目線でどのようなシステムが使いやすいかを常に意識することを忘れずに、システムを設計していった。

開発〈お客様の満足のために〉

システム化要件、基本設計の決定を経て、詳細なシステム設計が終わり、開発が始まった。
期間が限られていたこともあり、作業負荷が大きかった。また、SEの沖野は他の案件と並行での作業となり、かなりの負荷がかかった。
そんな忙しい中でも、PLの桑名は、お客様からのきめ細かい要求に対応し続けた。
その結果、お客様からの信頼を得ることができ、お客様とのコミュニケーションはスムーズになっていった。

 
6月、ついにお互いの意見をうまく組み合わせたエントリー画面が完成した。
その後、立て続けに審査画面、結果発表画面の作成も行われ、社内でのテストを経て無事にすべての画面が完成した。
そして、実際にこの画面を使用して、広告コンテストのエントリーから審査、結果発表が行われた。
お客様からは、「作業が楽になった」という感謝の声があがった。

お客様とのかかわりはシステムを作って終わりではなく、そのあとも重要である。
桑名はその後も、お客様の職場で4年間保守作業を継続している。使いづらい箇所は次年度に向けて課題をヒアリングし、システム改修を行い続けているのだ。
その結果、審査部門の増加に伴い、4つだったエントリー画面は6つに増え、タブレットを使用した審査システムを導入するなど、システムはより便利に使いやすくなった。

改修を重ねるにつれ、お客様から評価される機会がさらに多くなった。

後日談〈プロジェクトを通して〉

PLの桑名は、
「今までかかわったことのない業界で、システムに限らず勉強になった。
プレッシャーもあり、つらいこともあったが、仲間が手伝ってくれたので助かった。
大変な時、助け合えることは大事。」と、このプロジェクトを振り返る。

SEの沖野は、
「このプロジェクトを通して桑名さんは周りから信頼されている人なんだなと感じた。
桑名さんのように信頼されるためにはお客さんにいわれたことをただ受け入れるだけではなく、
提案することが大切なんだなと思った。」と、語る。

PMの秋元は、
「この2人に仕事を任せて本当によかった。
この2人ならこれからも、どんな仕事でもやり切ってくれると信じている。」と、PLとSEの仕事ぶりを振り返った。

これからもエスピックとお客様のかかわりは続いていく…

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